エリ曰く、大和のお店で見かけたらしい。
大和にまとわりついていたが、大和は迷惑そうにしていたと。
エリのところに逃げてきて、何言うてもあかん。と、大和が困った顔をして言ったそうだ。
知らなかった。
でもエリが、
あれは、大和もまいってるで?
どないか出来んかなぁ。
リオがビシッと言うたったら?
…でも、リオはそんなん言われへんわな。
タイスケ君ともどーせ別れてないんやわなぁ。
私は言葉が出ない。
しばらくして、
でもまぁ、好きなんは仕方が無いことやから。
と私は言った。
エリに驚かれた。
余裕発言w
いや、そういうんやなくて。
でも好きな気持ちは人から何言われても変わらんやろ?
まぁ、確かに。
エリが答える。
そして私は自分にも言い聞かせるように言った。
大和がなびくわけもないし。
信じてるから。
エリは嬉しそうだった。
そうやな。
いらん心配やったー
それから夕方まで一緒に買い物をして、また帰るまでに一度会う約束をして家に帰った。
ルミちゃんのことが気にならないわけではなかった。
まだ大和のことを思っている、そんな気はうすうすしていた。
私は大和を信じるだけ。
そう何度も言い聞かせた。
大和に聞くつもりもなかった。
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