大和が部屋に入ってきた。

テレビを消し布団をめくる。

間接照明はついていたので、オレンジの小さな光がぼーっと照らしていた。




私の格好を見て驚いてる大和。

めちゃくちゃうれしそう。



どないしたんー

そう言いながらにやけた顔で手を伸ばしてきた。

なので私はその手を掴み、

我慢するんやろ?

と、この後に及んでも聞いてみた。


いやいや、リオはほんま素直とちゃうなぁ。
リオもしたいんやろ?
はよこっちおいで。



なので私は、じゃあ約束守ってくれる?

と聞いた。



何やった?

待ち受け。
リオにしてくれる?

するする。
全然する。

車にもリオの写真飾ってくれる?

するする。
飾る。

取ったらあかんねんで!

取らへん!
取らへん!


じゃあいいよ





私が手を広げると飛びついてきた。








H
が終わり、

明日仕事大丈夫やの?

と聞くと、

いける。

と返事が返ってきたが、その声は眠そうだった。






私は大和に腕枕をして抱きしめ、頭を撫でた。




スーッと眠りに落ちて行く大和。


リオがおったら頑張れんねん。


そう言ってもう喋らなくなった。



私もしばらく頭を撫で続け、気付いたら眠っていた。



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