大和が部屋に入ってきた。
テレビを消し布団をめくる。
間接照明はついていたので、オレンジの小さな光がぼーっと照らしていた。
私の格好を見て驚いてる大和。
めちゃくちゃうれしそう。
どないしたんー
そう言いながらにやけた顔で手を伸ばしてきた。
なので私はその手を掴み、
我慢するんやろ?
と、この後に及んでも聞いてみた。
いやいや、リオはほんま素直とちゃうなぁ。
リオもしたいんやろ?
はよこっちおいで。
なので私は、じゃあ約束守ってくれる?
と聞いた。
…何やった?
待ち受け。
リオにしてくれる?
するする。
全然する。
車にもリオの写真飾ってくれる?
するする。
飾る。
取ったらあかんねんで!
取らへん!
取らへん!
…じゃあいいよ♡
私が手を広げると飛びついてきた。
Hが終わり、
明日仕事大丈夫やの?
と聞くと、
いける。
と返事が返ってきたが、その声は眠そうだった。
私は大和に腕枕をして抱きしめ、頭を撫でた。
スーッと眠りに落ちて行く大和。
リオがおったら頑張れんねん。
そう言ってもう喋らなくなった。
私もしばらく頭を撫で続け、気付いたら眠っていた。
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