大和と出会ったのは高校の入学式。

同じクラスの大和は周りから頭一つ背が高くて、その整った顔ですぐに目に飛び込んできた。


長い長い入学式の式典。

大和は何度もあくびを繰り返し、気だるそうにしている。

私はなぜだが目がそらせなくて、式の間中、大和を見てた。



それが大和を初めて見たときの記憶。